測定器の使い方

漏電の調べ方|メガーで絶縁不良の場所を切り分けて特定する手順【照明回路の実例】

発電所の照明回路で、配線用遮断器がトリップしました。ブレーカーを切ってメガーで測ると、絶縁抵抗はほぼ0MΩでした。回路のどこかで、電線が大地につながっています。ただ、その回路には照明がたくさんつながっていて、どこが悪いのかは測っただけではわ...
保護継電器の試験

タイマーリレー(限時継電器)の試験方法|時間計のつなぎ方、オンディレイ・オフディレイの測り方と判定

タイマーを試験用ソケットに差し、電源装置のスイッチを入れました。その直後、タイマーから煙が上がり、焦げ臭いにおいが広がりました。直流で使うタイマーに、交流をかけていたのです。銘板を見れば防げた失敗でした。このときは予備品があったので、ことな...
保護継電器の試験

OVGR(地絡過電圧継電器)の試験方法|試験プラグからの結線、動作電圧・動作時間と連動の確認

試験プラグを差し、試験器で電圧を上げていく。整定値を超えても、OVGRが動きません。継電器の故障を疑って、回路を一つずつ追いました。原因は、継電器の制御電源が入っていなかったことでした。電圧を入れるだけでは動かない、制御電源が必要なタイプだ...
測定器の使い方

現場で使う電気計測器の使い分け|テスター・メガー・接地抵抗計から継電器試験器まで

現場には、似たような箱がいくつも並びます。テスター、メガー、接地抵抗計、クランプメータ、試験器。どれも「電気を測る道具」ですが、見ているものはそれぞれ違います。迷ったときは、何を確かめたいのかから考えます。電圧があるかを見たいのか、絶縁を見...
保護継電器の試験

遮断器(VCB)の開閉時間測定|投入・開放時間、三相不揃い、最低動作電圧と引き外し自由試験のやり方

遮断器は、事故のときに回路を切るための機器です。切るべきときに、決められた時間で切れるか。入れるべきときに、きちんと入るか。これを数字で確かめるのが開閉時間測定です。見た目では「入った」「切れた」としか分かりません。何ミリ秒で動いたか、3相...
水力発電所の試験

無水総合試験とは|起動から停止までのシーケンスを模擬信号で確かめる手順

停止指令を出す。負荷が下がり、遮断器が開き、ガイドベーンが閉じ、入口弁が閉じる。回転が落ちてブレーキがかかり、完全停止。ここまでは順調でした。ところが、最後に止まるはずの補機が止まりません。原因はシーケンサーの回路の間違いでした。機器はどれ...
水力発電所の試験

発電機の並列試験|検相・空並列・実並列の手順と同期投入タイミングの調整

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。同期検定器の指針が、同期点にさしかかる。その瞬間、高圧検相器が鳴りやんだ。「検相器と同期検定器がずれている」。その場にいた全員が、そう判断しかけました。実際には、ずれていませんでした。その検...
水力発電所の試験

調速機(GOV)の動作試験|無水で確認する項目とガイドベーン開閉速度の調整

ガイドベーンの閉鎖時間が、メーカーの設計値に入っていませんでした。閉じ側だけが遅い。まだ水を通していない、無水試験の段階です。そのまま有水に進んでいたら、負荷遮断試験で回転数が想定以上に上がっていたはずです。水がない段階で時間を測っておく意...
測定器の使い方

フルーク113のレビュー|誘導電圧の切り分けに使うLo-Zテスターを選んだ理由

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。ブレーカを切ったのに、対地電圧が60V残っていました。メガーの活線警報も点灯して、絶縁抵抗が測れません。回り込み電圧なのか、それとも誘導電圧なのか。手持ちのテスターでは、そこから先へ進めませ...
水力発電所の試験

故障停止試験とは|停止区分どおりに止まるかを有水で確かめる手順と記録

継電器が動作したら、設備は止まる。無水試験で確認したはずのことです。それでも、水を入れてからもう一度やります。実際に回っている機械が、どんな順序で、どれだけの時間をかけて止まるのか。それは水を通してみないと分かりません。故障停止試験とは何か...